2003年(平成15年)6月30日 初版
著 者 坂本満津夫
発行所 おうふう
四六判 249ページ 上製本
商品説明
坂本満津夫が津村節子の文学に光を当て、その核心に迫る文芸評論書です。津村節子の作品に描かれる人物像は、どんな厳しい逆境にも流されず、自律的な精神を持ち続けることが特徴です。本書では、彼女の代表作を通じて、それぞれのキャラクターの心理描写や逆境に立ち向かう姿勢を深く掘り下げていきます。
<目次>
1 芥川賞への長い道―「浮巣」「さい果て」「玩具」
2 街の灯が燦めいた夜―「重い歳月」からの脱出
3 闇の向うに何を見た―苛酷な女性三部作
4 美神と毒薬が炸裂―芸術家小説三部作
5 文学修業の青春群像―自伝小説三部作
6 「流星雨」―敗者を追い打つ明治維新
7 短編で描く様々な人生―ドキリとする深層心理の断面
あとがき
付・短編小説一覧
コンディション
並。帯ナシ、カバシミ、本体天少シミ。
※こちらの商品は、古本になります。
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